猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

ペリドットキャッツアイ:Peridot Cat's Eye

 

ちぃ~す。

 

名古屋に舞い戻ったものの蒸し暑さとかさ、全国的な基準ではなくて名古屋を基準にした常識とかルール、エスカレーターは2列に並んで歩かないで乗りましょう、百貨店の営業時間は19時閉店でアルコールを提供しない飲食店だと20時30分がラストオーダーで21時閉店、ほぼ都心では絶滅したハコ乗りをした暴走族とか、もう不快指数マックスな要素しかなくて完全にホームシック、メソメソと泣きながら荷解き、段ボールから荷物を出す度に混沌としていく状況下、それでも気丈に振舞ってスマイル、あたしは大丈夫です。

 

みたいな感じで名古屋での生活を開始、ちっとも名古屋に馴染める気もしなければ馴染もうという気持ちすら皆無、ちょっとした冷戦、お互いに干渉しないように適度な距離感で接するという感じの落としどころで話しはまとまったっていうか、そもそも誰と戦っているのか、何とどういうコミュニケーションをすればいいのかもさっぱり分からない、そう、ここは謎と混沌に支配された絶望の魔街、名古屋。

 

誰もが都会と言えば名古屋、繁華街と言えば栄と名古屋駅周辺、進学や就職、結婚とかをしても名古屋から出ず、世代を重ねる度に名古屋で生まれ名古屋で暮らして名古屋以外の場所に移ろうとはしない人が増え続けるという愛と偏見に満ちた歪んだ世界、完全に閉ざされた世界であった事を改めて実感し、涙、ポタポタ。

 

や、泣いてなんかないもん、汗だもん、名古屋、蒸し暑くて東京の気候に慣れ親しんでいたから暑さが堪えるだけ、ちっとも平気だもん。

 

ちゅ~ような小芝居、一人芝居をしながら荷解きとか片付けとか各種の手続きとかをしておりますが、久し振りの名古屋、もう永遠に名古屋で暮らす事はないだろうと思っていただけに油断、すげぇ~蒸し暑いし、すげ~蝉が鳴いているし、すげ~田舎って感じオンリー、もう田舎って感じしかしないっていうか、ちょ~田舎、うん、カントリーライフっすね、これ。

 

もう車とかなんて軽トラ一択じゃないの?

 

みたいな感じで悪態、ずっとディスっていると感じが悪い、イメージが良くない、や、名古屋に対するイメージは良くなる事はない、ずっと底の底、浮いても沈んでも関係ないくらい底の方に沈んでいるので構わないんだけど、あたしのイメージがダウンするのは納得できないっていうか、事実しか言ってないのに何であたしのイメージだけが下がるような方向に傾くのか理解できない、や、普通に謎、マジで。

 

ちゅ~ような流れでエンドレスにディスれるくらいに相性が良くない名古屋ではありますが、相性の良い人にとっては逆に魅力が多いというように考えられなくもないっていうか、いい感じのフォロー、いい感じの話しにしようとするあたしの努力、この努力、こういう気配り、ちょっとした配慮、こういう気持ちさえも軽く上回ってくる何かがあるから結果、あたしと名古屋は相性が良くない、お互いに干渉しないように適度な距離感で付き合いましょう、割り切った大人の関係ってやつっすね、はい。

 

逆に割り切っちゃえば特に不自由もない、そこそこ便利、夏の蒸し暑さとか冬の乾燥した寒さとかは慣れの問題とかもあるけど適応できなくもない程度だし、どこに行くにも地理的に動き易いし、ま、あり寄りのなしって感じ、えっ!

 

なしじゃん!

 

このように日々、何だかんだブーブー言いながらも愉快に過ごしております。

 

ちゅ~ような感じで暑さが厳しい季節となりましたが、皆さまも体調に気を付けて元気に楽しい夏、いい感じの日々をお過ごし下さいね。

 

 

ペリドットキャッツアイ

 

ペリドットは「天然オリビン」という鉱物の宝石名になり、その色合いは基本的に黄緑色系でカラーバリエーションの少ない宝石種となります。

 

一般的にペリドットの宝石的な特徴としては黄緑色系の色合いをしており、独特の油膜に覆われたような光沢感を持っている事で古くは「イブニング・エメラルド」等の俗称で珍重されてきた歴史があります。

 

ペリドットという宝石は厳密には「フォルステライト(マグネシア橄欖石)」と「ファイアライト(鉄橄欖石)」の固溶体鉱物となり、この中で宝石種として扱われているものの多くは、フォルステライトにファイアライトが12%~15%が混じった固溶体で10%程度の鉄分が含有されている為、色の濃淡や緑味が強いとか黄緑味が強いとかの微妙な色調の違いが生じるものの主に黄緑色系の色合いとなっています。

 

端極な成分比率をしている場合は、ペリドットという宝石名ではなく「フォルステライト」や「ファイアライト」の宝石名で扱われる事もありますが、殆どが中間的な成分比率になる為、基本的には鉱物学上はオリビン、宝石学上はペリドットの扱いとなっています。

 

 

 

ペリドットの場合、固有の正式な宝石名を持っているタイプが4種類あり、スター効果の見られる「スターペリドット」、キャッツアイ効果の見られる「ペリドットキャッツアイ」、蓮の葉のようなインクルージョンが見られる「ウォーターリリー・リーフ・インクルージョン・イン・ペリドット」、隕石の内部にペリドットが見られる「パラスティックペリドット」があります。

 

今回のブログでは、その中でも「キャッツアイ効果(業界用語:シャトヤンシー)」が見られる「ペリドットキャッツアイ」の紹介となります。

 

ペリドットの産出形状は主に塊状や扁平結晶となる事から、産出形状が柱状結晶のサファイアやルビー等の天然コランダム、天然トルマリン、天然トパーズ、天然クォーツ等の宝石類に比べると「キャッツアイ効果(シャトヤンシー)」や「スター効果(アステリズム)」の出方が不明瞭ですが、スター効果やキャッツアイ効果が見られる(宝石鑑別書で宝石名にスターペリドットやペリドットキャッツアイと記載される)ルースは非常に少ない為、宝石としては稀少性の高いレアストーンとなっています。

 

前述のようにスター効果やキャッツアイ効果の出方が不明瞭な為、ルースの形状は裏面がコロンとした形状のカボッションカットで石の裏面は光が抜けていかないように艶消しの状態のものが多くなります。

 

 

 

 

スターペリドットやペリドットキャッツアイは全体的に光が当たっているとインクルージョン(黒い金属光沢を持ったマグネタイト)の影響でシラー(或いはシーン)と呼ばれる光の反射現象が見られる場合があります。

 

原石に対してのカット研磨をする方向によってスターやキャッツアイ効果が強く出る場合とシラー(シーン)が強く出る場合とがありますが、どちらの場合でも通常のペリドットは異なった独特の表情を持っているので個性的な宝石を好まれる方であれば魅力的な宝石のひとつだと思います。

 

同じスターペリドットやペリドットキャッツアイであっても、稀少性の高いレアストーンとなる為、一点一点のルースによって雰囲気が違っており、他のスター効果やキャッツアイ効果を示す宝石に比べると形状やサイズ(寸法やキャラ目)まで含めて似た雰囲気のルースを揃える事が難しい事からジュエリー等の装飾品にする際には主にリングやペンダントトップのメインストーンとして用いられます。

 

観賞用のコレクションとしてもジュエリー等の装飾品とするにも楽しめる宝石なのです。

 

 

 

最後にペリドットの基本的な情報とか数値を紹介しておきます。

 

【 ペリドットの情報や数値 】

  • 鉱物名:天然オリビン
  • 宝石名:ペリドット
  • 結晶系:斜方晶系
  • 産出形状:塊状、扁平結晶
  • カラー:黄緑色、帯緑黄色、薄緑色、帯褐緑色
  • 透明度:透明(スター石やキャッツアイ石は半透明)
  • 光沢:ガラス光沢(油膜状光沢)
  • モース硬度:6.5~7程度
  • 劈開:弱または不完全
  • 断口:貝殻状
  • 比重:3.22~3.45程度(含有する鉄分により変動)
  • 偏光性:複屈折性
  • 屈折率:1.650~1.690程度
  • 多色性:見かけの二色性(明)
  • 蛍光性:認めず
  • 分光性:アイアンバンドを認む
  • インクルージョン:液膜、微小、結晶等
  • 産地:ミャンマー、パキスタン、アメリカ、エジプト、中国、メキシコ、
       ノルウェー、オーストラリア、ケニア、ロシア、フィンランド等

 

 

参考:スターペリドットやペリドットキャッツアイに関しては主にビルマ(現:ミャンマー)モゴック産となります。

 

 

 

ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

いやぁ~引っ越しは大変だったなぁ。

ΘεΘ

 

まだ荷解きも片付けも終わってねぇ~けどな。

ΦωΦ

 

Wi-Fiってのが使えない、光回線が使えない、インターネットが使えない不便さを改めて実感したなぁ。

ΘεΘ

 

久し振りの引っ越しだったから何だか余計に大変に感じたわ。

ΦωΦ

 

しばらく経てば落ち着くんじゃない?

ΘεΘ

 

そう願う。

ΦωΦ